「NPO輪プロダクツ」さまを訪問させていただきました

こんにちは。応援のしっぽの齋藤です。
取材のため、福島県福島市で活動しているNPO輪プロダクツさまを訪問させていただきました。

福島市は内陸部であるため、津波の被害などは少なく、沿岸部や原発事故によって線量が高い地域の市町村の方が避難に集まっておりました。
NPO輪プロダクツはそうして避難してきた人たちのために何かできることはないだろうかと立ち上げられた団体です。

NPO輪プロダクツでは革製品を主に取り扱っております。
カタログにも掲載したことがあるメッシュキーホルダーの体験をさせていただきました。
長方形の革に二本線が入っており、三つ編みするように編んでいきます。革の裁断も工房で行っております。流石にその体験は難しいので、裁断済みのもので作りました。
袋にまで入れていただいたのでまるで商品のようになりましたが、出来栄えを比較すると「う~ん」。流石にこれまでずっと作ってきた作り手さんほど綺麗にはできませんでした。それでも一枚の革が素敵な形になっていくのは感動ものです。メッシュキーホルダーのワークショップはまだ検討しているそうですが、行われる際には是非!

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福島県では、いまだに除染作業を行っています。除染のために青いビニールがかけられている場所をあちらこちらで見かけました。団体さんからお話を聞く前だったら何のためのビニールシートかわからなかったと思います。家の庭の土を一軒一軒取り替えているそうで、除染前の土がそうして残されているそうです。

震災から6年が経過し、放射線量も落ち着いてきたけれど、福島県を離れてしまった人は戻ってこないということを作り手の土田さんは話しており、友人と離れ離れになってしまったことに対するさみしさが感じ取れました。

取材日に委託販売先に納品予定と聞いたので委託先にお邪魔いたしました。
訪問させていただいた道の駅は、知人の伝手で置いてもらえるようになったそうです。ちょうどお昼時だったので道の駅の食事処で昼食をとりましたが、そういった部分も作り手さんの楽しみになっているんだろうなと会話の端々から感じ取れました。

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NPO輪プロダクツのインタビューが掲載されている今月のしっぽは12月に商品をご購入いただいたお客様にお配りしております。団体の、そして福島の“今”をどうぞ。

NPO輪プロダクツの皆さん、お忙しいところお話を聞かせていただきありがとうございました。
NPO輪プロダクツの商品は下記の店舗からもご購入いただくことができます。
福島県観光物産館(コラッセ福島)
道の駅ふくしま東和
道の駅安達 下り線
道の駅国見
かわまた名品館シルクピア
絹蔵(川俣)
ふくしまフォレスト・エコ・ライフ財団
飯坂ホテル聚楽
応援のしっぽ事務局1階「ギャラリーショップもなおくんち」


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