新年明けましておめでとうございます!

新年、明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

昨年は運営支援の一環としての相談事業及び販売支援を主な活動としてきましたが、
今年はその事業を引き続き行いながらも、復興公営住宅や入れ替わりが激しい仮設住宅などで、新しくできるコミュニティへの支援を行っていきたいと思います。

応援のしっぽは、誰かが誰かを応援している状態が普通の社会を目指しています。
今までももちろん、それは存在していたものですが、もっと分かりやすくもっと楽しくもっと身近に。
それは、応援するハードルを下げることでもあります。
そういった行動と社会との摩擦係数を下げることでもあります。

ところが、震災の復興については、逆だと考えます。
自然淘汰に身を任せれば無くなっていくコミュニティ、そこに在ったであろう絆、
それらは流れに抗ってこそ、かがやき、熱を生んでいきます。
震災記憶の風化にともない、厳しくなっていく運営、失われていく笑顔。
それが普通だという人も多い、もとに戻るのだという人も多い、いつまで甘えているのだという人も多い。
それでも、です。
それが正しいかどうかなど誰にも分からない。
必要だと思う人が、必要だと思ったことをやる。
もう失いたくないという思いで逆らうからこそ、ではどうしたらよいかと皆で必死に考えるからこそ、
そこには熱が生まれ、周りに影響を及ぼし、集まれば流れさえも変えていくのだと思うのです。

では、この二つは矛盾するのか?

いいえ。
応援のしっぽは、日本のしっぽを整えるNPOです。
艶がよく、毛並みもよく、誇らしさを持てる、そんな素敵なしっぽになるために。
それぞれの人たちがそれぞれのしっぽを、探し、見つけ、追いかけるために。
心に小さな火を。日常に小さな誇りを。
応援のしっぽは、社会に熱を生む「摩擦」を愛するNPOなのです。

人間ですから、弱気になることは仕方がありません。
自信がなくても、がくがく震えながらでも、
『それがどうした。自分達はここにいる。』
そう言える人たちが多くあらわれ、そこに共感する人たちが多くあらわれるように。
そしていつか、誰しもがそう力強く胸をはって言えるように。
今年も活動を続けていきたいと思います。

代表理事  廣部 知森

 


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