こんばんは、広部です。

今日は久しぶりに、他の活動団体のお手伝い。本日は、造形教室てわさに参加してきました。厳密に言うと前日の試作からですが。今月の造形教室てわさの内容は、アイロンビーズのコースター作りです。いろいろな型にビーズを模様にしてはめていき、最後にアイロンをあてると融けてきれいにくっつき、コースターとして使えるのです。自分で勝手に模様を考えられるので、個性が出ます。

いつも、この仮設集会所は寒いのですが、今日は割と暖かめ・・・と思いきや寒風がものすごい勢いでゴーゴー鳴って、トタンが吹っ飛びそうでした。しかし、参加した方達はほくほく顔で説明なんかなんのその。
まるで予習してきましたぐらいの勢いで、作り始めます。



いろいろな色のビーズを前にして、片っ端からはめ込んでいくみなさん。この教室、回を重ねるごとにスタッフの手は必要なくなり、自分達で考え、自分たちで作り込んでいきます。スタッフはただの相談相手。うれしい事だと思います。寒い冬は外に出るのも億劫になりますが、こういう夢中になれる息抜きは冬にこそ必要なのだと思います。

当初の予想では、みなさんご高齢の方も多いし、ぽろぽろビーズを落としまくり、作業もろくに進まないのではないかと考えていた(試作では皆ひどいものでした。おかげで試作したしっぽ事務所は一時ビーズだらけ)のですが、全然そんなことはなく、むしろ、すいすいと作業を進めていくので、早い人だと3つも作品を作っていました。考えてみれば、針仕事と似ている部分があります。あっという間にビーズを乗せていくさまは、見ていてなんだかうれしくなってしまいました。どうしてそう思うのか、自分でもよく分からないのですが。

いつも参加されないのに、ふっと参加される方もいらっしゃいますし、参加されたみなさんは、「来月も楽しみにしてくるよ！！」と言って帰っていきます。来月も、また、この場所で造形教室はあります。来月も皆集まって下さると思います。この教室は日常に溶け込み始めている気がします。

しっぽ事務所にこもっていたり、会議にばかり出ていると、それが必要な事とはいえ、どうしても現場目線を失いがちです。何が良いとか悪いとか、効率重視の人間になってしまいがちです。支援がどうとかではなく、ただのお互い笑顔を求めて、活動する団体を応援する自分であり、応援のしっぽでありたいと思います。